色の風水

人間は目でとらえる生活空間のなかで生活を営んでいます。そこには必ず色があり、その色から受ける心理的な影響は、私たちが人生を歩むなかでかなりの比重を占めています。

気持ちや生活に影響

絵や柄を見るとき、光との合体で網膜回路に複雑な反応を与えます。そして神経作用が働いて、よりよい状態に受け止めたり、ときには気分が落ち込んだりします。

その日に着用する洋服の色やデザインの好みによって、1日の気分すら変わる人もいるでしょう。自分にマッチした洋服を身につければ、浮き浮きした晴れやかな気分で行動できます。それはデザイン的なものもあるかもしれませんが、色彩からも大きな影響を受けています。

つまり人間にとって、色彩というものには潜在的に「吉」や「凶」があるのです。ましてや日々の活力を養う住まいとなれば、その色は人生に多大な影響を及ぼします。

建物の外装や内装の色選びのポイント

建物の外装や内装の選びにあたっては、以下のようなポイントがあります。

(1)建物の外壁は、夫または妻の吉相色彩を使う。

(2)玄関は家の顔なので、淡く、落ち着いた色を使う。

(3)廊下や天井は家族のなかで精神的に繊細な持ち主の吉相色を使う。

(4)応接室は、最も頻繁に出入りする家族の吉相色を使う。

(5)寝室の壁、カーテン、ベッドカバー、カーペットなどは、使う家族の吉相色の素材を使う。

(6)子供部屋は、勉強机の配置とともに色彩を間違わない注意が必要。

(7)居間は家族和合を図る部屋。カーテンやじゅうたんは伸び盛りの子供たちか家長に合わせる。

(8)書斎やプライベートに使う部屋は、自分自身の色彩インテリアをコーディネートする。

(9)台所は主婦の場所であるから主婦の色彩を使う。

(10)浴室は家族のいずれかに合わせ、トイレは家計責任者の色彩を使う。